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おおきな木

kuma "与える” / 5 27, 2008 10:57 AM


人に「何か与える」。
喜びを与える、贈り物を与える、課題を与える・・・。
相手に「与える」という行為に対し、見返りを期待すること
はないだろうか。
少なからず、私には、ある。


とあるカフェで手にした一冊の絵本「おおきな木」。
「与える」という人間の能力の最高の表現がキーワードに
なっている。
「与える」という行為により人は自分の生命の力や富、喜
びを感じる。
「おおきな木」では、一本のりんごの木が自分の肉体を削
って、木の葉、果実、枝、幹の全てを一人の人間に与えた。
ここでいう「与える」は決して、犠牲ではない。
りんごの木は「与える」ということに喜びを見出した。
「与える」とは、あふれるような生命の充実を意味し、犠牲
的喪失という意味ではない。
「与える」を最後まで忘れないりんごの木。
読み終わった後の私の心には、何か人として大切なこと、
本来、人間がそうであるべき「与える」という真の意味を改
めて感じさせてくれた。


幼い頃、たまに会う伯母たちは、絵本をよく贈ってくれた。
なにげなく読んでいたが、そこには、人として思いやる気持
ちや感謝をする気持ち、生きる為に大切なことを自然に学ば
せてくれたんだと。
最近、大人の雑誌に絵本を取り上げられることが多い。
大人になって絵本を手にすると、奥深さを感じる。
たった数行の裏には、様々な意味が含まれている。
大人だからこそ、意識的に感じるのかもしれない。
また、絵から、ぬくもりやせつなさ、愛らしさを視覚的に感じる。
ラズベリーモカを飲みながら、充実した20分の時間を過ごすこ
とができた。


(補足)
去年、軽井沢に旅行をした。
絵本の博物館があった。
子供から大人まで楽しめるところだ。
暑くなっていく季節。涼しみながら、一度は訪れてほしい。

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