「知識の総合化とダイアローグの時代」 【d_log055_5 高橋一生 氏】
高橋一生 アレクサンドリア図書館 / 5 9, 2011 01:18 PM
2010年12月に行われたd-laboセミナー『知の総合 アレクサンドリア図書館』では
講師を務められたアレクサンドリア図書館 顧問の高橋一生氏から、新しい知のあ
り方について講義をしていただきました。内容の一部をご紹介いたします。
-----------------------------------------------------------------
「情報」とは、データを組織化したものを指し、その「情報」を、広く一般に説明できる
ような形にすると、「知識」になる。ここまでは、合理的で検証可能な形で形成される
が、その先の「知恵」に至るには、経験や勘が加わらなければならない。
ここ30年間のうちに、「データ」が爆発的に増えたが、それを組織化して「知識」にする
あたりはまだまだ遅れている。ましてや、その先の知恵などには至っていない。知識
はどんどん専門化していったが、その流れは今後も続くだろう。しかしそうではない、
知識を広く総合化する流れが、今、求められるようになっている。
また、知識の形成の歴史をみてみると、一番盛んに知識の形成が行われた時期の方法
というのは、会話、ダイアローグであると、高橋氏は言う。ダイアローグによって、知識は
爆発的に増えていく。いま、世界で「情報」というものは、際限ないほどに拡大したけれど
も、「知識」というのはそうではなかった。「知識」が拡大されるのはこれからなのだろうと
思われ、だとすれば、おそらくまた、ダイアローグの時代が始まるのではないか。
-------------------------------------------------------------------
高橋氏の講義をお聞きし、「知識の総合化」と「ダイアローグの時代」という2つの重要な
視点をいただくことができました。今後、さまざまな分野での鍵となる2つなのではない
でしょうか?
竹村